研究内容

インターネットや5G/6Gネットワークの革新を目指して

大阪大学 大学院情報科学研究科 情報流通プラットフォーム講座 長谷川研究室では、インターネットや5G/6Gネットワークをどのように革新すべきかという問いに答えるため、斬新さと実用性を兼ね備えたネットワーク技術を研究開発しています。

具体的には、ネットワークプログラミングを活用して、深層学習などの機械学習を高速、省電力化する技術、アタック検出や匿名通信などのセキュリティ技術を開発し、ネットワークが提供する機能と能力の向上を目指しています。

近年、発展が目覚ましいプログラム可能なスイッチを活用して6Gネットワ―クのセキュリティ技術を、米国大学と共同で開発するとともに、スペイン、オーストラリアや香港の研究機関と将来インターネットの検討を開始しました。さらに、2040年を目指して量子インターネットの研究も始めました。

ネットワーク × プログラミング

スイッチASICをベースに、超高速で低消費電力なBeyond 5G/6Gネットワークの実現に向けたプログラミング技術を研究しています。

ネットワーク × セキュリティ

機械学習と暗号技術を組み合わせて、Beyond 5G/6G時代の攻撃検出技術や攻撃防御技術を研究しています。

ネットワーク × AI × セキュリティ

多数のスマートフォンを協調させて、高速で安全な機械学習を実現する分散機械学習を研究しています。

ネットワーク ← AI × アルゴリズム

AIに基づく最先端のアルゴリズムを、もののインターネット (IoT) 時代の通信デバイスを対象として最適化しています。

6G × プライバシー

計算資源の豊富でないデバイスにおいて、高度信頼実行環境や軽量暗号を活用したプライバシー保護を研究しています。

量子インターネット

量子状態を効率的に送信するインターネット技術の研究開発を足がかりに、量子技術を用いたインターネットの実現を目指して研究しています。