研究内容

安全で高速なネットワークを目指して

大阪大学 大学院情報科学研究科 情報流通プラットフォーム講座 長谷川研究室では、安全で高速なネットワークの実現を目的とした研究を行っており、特に、インターネットモバイルネットワークの革新に焦点を当てています。

例えば、アタック検出と匿名通信に代表されるセキュリティ・プライバシー技術や、機械学習などの計算を効率的・分散的・検証可能な形で実行する技術の開発に取り組んでいます。また、これらの技術をネットワークの内部に実装するために、超高速なネットワークハードウェアのプログラミングにも力を入れています。

近年では、ネットワークハードウェアを活用する6Gネットワークのセキュリティ技術について、米国の大学と共同で研究を進めています。また、スペイン、オーストラリアや香港の研究機関と共に、将来インターネットの検討を開始しました。2040年以降の量子の時代を見据え、量子インターネットに関する研究も開始しました。

ネットワークアーキテクチャ

今日のネットワークにおいて山積する技術的・社会的問題の抜本的な解決を目指して、望ましいネットワークの形について考察を行っています。

ハードウェア

ネットワーク研究の基盤技術として、超高速なネットワーク機器のプログラミングに取り組んでいます。

アルゴリズム

ネットワークの高速化を実現する、最先端のアルゴリズムを開発しています。

プライバシー

他者と繋がることを可能にしつつ、繋がることを強制しないネットワークを実現します。

セキュリティ

安全なネットワークに欠かせないデータの秘匿性・完全性や計算の検証可能性を提供する、高性能な暗号技術や計算手法の研究を行っています。

連合機械学習

分散データを活用した機械学習手法である連合学習の高速化と安全性向上に取り組んでいます。

Beyond 5G / 6G

Beyond 5G/6Gネットワークの実現に向けて、超高速で低消費電力な通信技術や自動運用技術を研究しています。

量子通信

量子状態を効率的に送信するインターネット技術の研究開発を足がかりに、量子技術を用いたインターネットの実現を目指して研究しています。